小型カメラで使用しているmicroSDカードには2GBや8GB、16GB、32GBなどの記憶容量の表記があります。
このGBなど記憶容量の単位について解説します。
まず、コンピューターのメモリーは0と1の2種類のデータをビット単位で記憶することが出来ます。
このビットを8個集めた単位をバイト(Byte)と呼びます。
何故、バイトにするかというと0と1で文字を表すと間違えやすくなるからです。
例えば、”A”という文字をビットで表現すると、アスキーコードでは0100 0001(2進数)という表現になり0と1の羅列で間違えやすくなりますが、バイト(16進数)で表現した場合、0x41と数字や文字コードとして認識することが出来ます。
バイトは8ビットで構成され、整数型で-128~+127(論理型の場合0~255)までの256種類のデータを表現できます。
例えば、”A”や”B”などの文字コードは1バイト(0x00~0xff)の単位で表すことが出来ますが、日本語などの文字は256種類のデータでは表現できないため2バイト使用(0x0000~0xffffまで)して表します。
※0x00などの0xは16進数を表現しています。
これらのことから、コンピューターの世界では一般的にバイト(Byte)という単位が使われています。
この単位は、microSDのGB(ギガ・バイト)にも使用されています。
では、ギガという単位はどういうものでしょうか?
単位には、KやM、G、Tなどの単位があります。
- 1KB(キロバイト)=1024バイト
- 1MB(メガバイト)=1024バイト×10³
- 1GB(ギガバイト)=1024バイト×10⁶
- 1TB(テラバイト)=1024バイト×10⁹
最近の小型カメラのmicroSDで使用されているメモリーのほとんどがGB(ギガバイト)を使用しています。
1GB(ギガバイト)には、”A”などのアルファベッドなら1,024,000,000(1024×10⁶)文字分の文字を記憶することが出来ます。
このメモリーは、32GB(ギガバイト)ですので、32,024,000,000(32×1024×10⁶)文字分の記憶が可能です。
凄いデータ量ですが、動画はデータ量が多くメモリーをたくさん使いますので多くの記憶領域が必要となります。
実際にどのくらいメモリーが必要になるのかは、「撮影時間とメモリー容量」に載せてありますのでこちらを参照して下さい。
小型カメラには、標準でmicroSDが搭載されているものとオプションで搭載されているものがあります。
ほとんどのカメラでは32GB(ギガバイト)対応されているので、予算の許す限り大容量のメモリーを搭載したほうが多くの動画や写真を保存することが出来ます。
補足ですが、microSDにはCLASS10やCLASS4などの記述もありCLASS10の方が価格も高くなっています。
これは、メモリーへの書き込み速度が異なるためで、CLASS4ではフルハイビジョン動画記録にメモリーのスピードが追い付かず書き込めなくなる場合があります。
フルハイビジョン動画を撮影する場合には、可能な限り高速に書き込めるCLASS10を使用して下さい。